Go! BIWAKOGUMA Go! to the USA (8)

ドタバタの内に日本を発った。

出発の前日深夜、着替えと夜身の回りのモノをスーツケースに詰め込むとそれなりの重さの荷物が出来上がった。一般的な海外旅行の光景だろう。しかし、そのほとんどが“ユニ○ロ”製だと言う事に改めて戦慄した。日本では丸カブリの状況だがアメリカではどうだろうか、後で聞く所によるとミシガンには「例のショップは、まだ無いのでは、、」と言う事で事なきを得た。アメリカ中西部で“ユニ○ロ”は希少性の高い都会のファッションなのだった。パッキングを終えたのは起床予定の2時間前、寝たと思った次の瞬間には目覚ましが鳴った。

JR、新幹線、名鉄を乗り継いで滋賀から中部国際空港に向かう。
早朝に出発したが、途中名古屋では通勤ラッシュとかぶってしまって自転車の大荷物は非難の的だ。ネットで炎上しそうなネタだがしょうがない、「すいまへん」を連発して事なきを得たが、空港までは立ちっ放しで、しかも寒冷地仕様の格好が暑くて早くもくたびれてしまったのだった。
さて、空港で朝一番の大勝負、自転車を預ける。相手はデルタ航空だ。
先ず始めに受託手荷物の2つ目が有料になる事でひと悶着、「国際線の受託手荷物は2つまで無料にすべき」の持論を展開するも却下される。そしてその2つ目の手荷物がサイズオーバーである事でひと悶着、「コレは80インチまでにして来たのだからJALと同じく無料にすべき」の持論を展開するも却下される。そしてさらに2つ目の手荷物の中身が自転車と判明して「自転車は特殊な料金の手荷物になりますけどどうされますか?」のとどめを刺されて完全に敗北した。特殊な手荷物の追加料金、1フライトに付き150USドル也、日本円にして18,000yenと少々、往復では…、、痛すぎる…。意気消沈し出発ゲートに向かう。途中、円をドルに換えたけどドルの高さにさらにもう一度打ちのめされて、失意のままに飛行機に乗り込んだ。30数年前、Timが来日した折は1ドルが250円だったと言うから、「まだましか」と自分を慰めたが、ついこの前までは80円程だったのだから、1.5倍とは釈然としない。
飛行機は順調に飛んで定刻よりも早く着いた。せっかく「ビーフ」の発音練習をしていたのに後方に座ったのが悪かったのか、機内食のメニューは選べなかった。機内ではほとんど寝ずに映画三昧だったのだが、スクリーン内のアメリカは、戦争、犯罪、暴力、と社会問題のオンパレードで、なんだか萎えたし緊張した。
朝一に日本を出発し、11時間以上飛んだのに、着いたらデトロイトはまだその日の朝だった。入国審査で多少のつまずきはあったものの、滞在先を口頭で空で言えた事が功を奏したのか、あっけなくアメリカ合衆国の入国に成功した。
出口のドアを出ると、やはりそこは、、、寒かった、、、。
「だれも居らん…」コレがアメリカの第一印象だ。乗客も、地上スタッフも、来てくれているはずのお迎えも、、、ガランとして人もまばらな到着ロビーは、想像していた荒廃した巨大都市デトロイトの巨大とはかけ離れてこじんまりとしていたが閑散は当っていた。
全米一治安の悪いデトロイトで、聞こえて来るのは、流暢過ぎる英語ばかり、お迎えは、、来ない。「どーするオレ、、」

ツヨシ(フェイスブック)

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