Go! BIWAKOGUMA Go! to the USA (9)

新キャラ“ヒロミ”登場

デトロイト空港へ迎えに来てくれたのは、Timの奥様だった。ランシングからは120~30キロはある。お忙しい中、誠に恐縮至極な事であるが、頼るべき人の選択肢は他に無いのでご好意に甘えるしかない、後光が射して見えた。初対面のご挨拶を、モゴモゴと丁重(のつもり)に述べ、ミニバンに荷物を積むと助手席に乗り込んだ。彼女は、元々は日本の方であるから日本語は通じた。サッパリした人で、堰を切ったように話は進んで行く。先ずはお互いの事から話し、話題は年齢の事に及ぶ、彼女は自分よりは少し年上なので、仮に40歳くらいという事にしておこうか、そして、お互いの呼び名を決めた。ここはアメリカだから、お互いを名前で呼び合おうと言う事になり、以後我々は、“ツヨシ”“ヒロミ”と呼び合った。
ハイウェイに出たヒロミは、わりと、、、飛ばす、と言うか、、グイグイと車線変更をしながら、前へ前へと進んで行く。きっと急いでいるのだろう、、、日本で想像する主婦のソレとは違って積極的だ、常に追い越し車線を伺いながら結構なペースを維持している。聞けばアメリカのハイウェイの速度リミットは70マイルだそうで、なるほど日本の高速道路の感覚よりも大分早い、しかもタダ、さすがアメリカ。
しばらくハイウェイを行くとヒロミが、「道を間違えた!」と言って電話をし出した。英語だ、、さすがアメリカ、きっと相手はTimに違いない、要約すると「折り返して戻る?」それとも「進んで大回りして行く?」についてアドバイスを求めた様なのだが、Timの答えは、「ハイウェイを降りて北に向かえ」みたいだった。しかし、その後、紆余曲折があり、結局間違えた元の分岐まで戻って、当初の予定ルートに乗ったと言うのがヒロミの説明だった。随分戻った様に感じたけれど「たった数十キロのロスで済んで良かった」と言うのはスケールの大きい話だ。それにしても、何度もハイウェイの乗り降りを繰り返してもタダと言うのは、精神衛生上よろしい、、さすがアメリカ。まあ、分岐の予定があるなら速度を控えて右端を走れば良さそうなものなのだが、前にトラックが居れば、「抜かなければならない」と言うのがアメリカ流なのだろうなと分析した。べつに怖いと思う事は無かったから、よくある事なのかも知れない。とにかく、車は無事ランシングに到着した。到着後ヒロミは、「デトロイトからの帰り道を生まれて初めて間違えた」と解説をした。ちょっとオシャベリが過ぎたようだ。こうして、ツヨシのアメリカエクスペリエンストラベルの火蓋は切られた。
まあ、軽いジャブの応酬ってとこかな。

ツヨシ(フェイスブック)

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