Go! BIWAKOGUMA Go! to the USA (12)

底冷えのランシング 3月5日。二日目の朝、起きて外に出たらやたら寒かった。 昨日は、「結構寒いなーひょっとしたらマイナスかも」くらいにしか思わなかったけど、今朝は相当冷え込んだようだ。MSUに向かう自動車の温度計は華氏7度を指していた。 今日は、夜に“Welcome Party for Team Biwako Guma Handmade Frame Project Leader”なるパーティーへの出席が控えているのだが昼間はMSU構内を、自転車でぶらつく事にしていた。MSU構内の適当な場所で車から降ろしてもらって走り出したのだが、なんだか尋常じゃない感覚がした。「絶対おかしい、、。」寒い、冷たいを通り越して、手足が痛い。恐る恐るSiriに気温を聞いたら「あー寒い!外は-17℃です。」と言った、、。見まわすと川が完全に凍っていて上を歩く事ができた。たまらず近くの建物に退避してカフェでコーヒーを飲んで暖を取る事にした。「カフィ」「ミドゥル」までは良かったが、その次の質問の意味が分からなくて往生した。押し問答の末、相手が「ハンッ」と折れて、めでたく普通のコーヒーが出て来たのだが、「ダーク…」とか言っていたので、どうやらコーヒーの濃さを尋ねてくれていたようなのだった。ご丁寧な事だ「別にそんな事で文句言わないから察してくれよな」と思ったが、そこはクレーム大国アメリカ、流石である。 アメリカの店員は良くしゃべる。日本じゃコンビにで一言も発する事無く買い物を完遂する事は可能だが、コッチではそうは問屋が卸さない。先ずは時候の挨拶をしないといけないし、何かと選択オプションを聞いてくるから油断できない。でも、ジタバタしていると大抵は英語が話せないと悟って「フン」とか「ハン」とか言ってスルーされるのだが、なんとも言えない敗北感を味わう事になるのだ。 さて、昼食。Timと今度は“大きいカフェテリア”に行こうと連れ立った。 これは、たまげた!!カフェテリアと言っても建物の外観はビルディングである。国際見本市会場を連想させる建物の2階フロア全てがカフェテリアになっている。聞けば「全米一大きい」と言う事らしいが、素直に頷けた。入場料は6ドルほどで安く、Timが出してくれた。ビジターは10ドルなのだそう、Timは大学関係者だから安いのだった。アメリカ人は生野菜を沢山食べる。サラダのコーナーだけでもやたら長いし、調子に乗って取っていたら大皿に超山盛りのサラダが出来た。ドレッシングもそれなりのカロリーがあるから、これだけで主食になり得ると思った。でも、葉っぱだけではバランスが悪いと思い、チキンのコーナーに行った。他に誰も居なかったので注文の仕方がよく分からなかったから、とりあえず「One」と言いながら手で1のポーズをすると、制止する間もなくすばやくニワトリの半身が皿の上に乗せられたのだった。Timに「ツヨシはよく食べるなー」と言われたが、「アメリカ人のあんたに言われたくないでー、、」と内心思いながら、這う這うの体で、何とか完食は果たしたのだった。
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「This is America…..」

ツヨシ(フェイスブック)

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