Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(9)

Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015
“オテチ”と行く大阪-東京“着のみ着のまま”の旅

Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(1)

4 August, 2015
2015年8月4日、火曜日、二日目はこれからが本番。
ルート的に旧中仙道の宿場で言うと、御嶽-細久手-大湫-大井-中津川-落合-馬籠-妻籠-三留野-野尻と続く。全て水域で言うと木曽川水域になるが、険しい木曽川の岨づたいを避けて、旧中仙道は御嶽から大井(恵那市)まで、標高500ほどの、モッコリとした小高い丘を尾根づたいに越えて行く事になる。
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丘の左がわの斜面の下は木曽川、右側の斜面を降りると土岐川(庄内川上流)の源流域の丘陵地帯だ。現代では、主要国道(21号線)は、このルートは通らず、一旦山向こうの土岐市に出てから国道19号線に接続している。
そして、この旧道、今では街道だったにぎやかさは無く、寂れた田舎の生活道路になってしまっている。丘の上には集落があり、ゴルフ場もあるので舗装されていて整備はされているが自動車の通行はまばらだし、コンビニはもとより商店的なものは一切無い。
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谷筋から尾根に上がってしまうと、なだらかな傾斜地に田畑が広がり、木漏れ日の中を行く雰囲気は往時の趣がある、、と言いたいところだが、区画整理された田んぼ、舗装された道路に電柱の列と、現代日本の型にはまっていて、滋賀や三重の山間にありがちな印象だ。今や日本の田舎はどこもそんな感じになってしまった。しかし、今日、今まで走って来た平野部に比べると、風光明媚と言えなくも無い“Rのお二方”は、この辺りからの様子を撮影するようなので一瞬たりとも気が抜けない。基本アップダウンの連続で、上がって下がってを短い周期で繰り返すから、ついつい頑張ってしまい、知らず知らずのうちに結構脚を使ったようだ。でも、木陰もあり幾分気温も低いのか随分と凌ぎ易い。自動車も来ず勾配も極端にきつくないので、エッチラオッチラとリラックスして走ることが出来た。オテチの表情も幾分和らいだ。オテチのヤツ、現金なもので“Rのお二方”の前では元気を装って愛想をする事を覚えたようだ。程無く“大湫”の宿に着いた。
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しかし、“程無く”と思ったのは違っていて、僅か15kmの距離を1時間30分もかかってしまっている。しかたないとは思う、朝から100kmは走って来たから、、。でも残りの予定は55km、アップダウンはある。このペースだとうまく行っても到着は20時になってしまう。本日の残業は確定的なものとなった。旧中仙道は大湫から恵那まで、さらに山中を行くのだが、細い道で、さらなる峠もあったりして現実的ではないので、一旦、丘を右側斜面の方に降りる。右側の斜面は、わずか3kmで300m近くストンと降りる文字通りアッと言う間の急坂で、その間ブレーキをかけ続ける事になる。カーブが無く際限なくスピードが出るから、ブレーキをかけなければ事故ってしまうだろう。アルミのリムがチンチンに熱くなっているのが分かる程だから、カーボンリムならトラブルになるかも知れない。中仙道の旅はアルミリムでないとダメだと思うのはコレのせい。降りた所は“釜戸”と言う土地で土岐川のほぼ源流、丘陵だから渓谷ではなく明るい。この辺りの風景はイイ雰囲気だ。古過ぎず“昭和”の趣がある。川が流れ、朽ちそうな橋が架かっている、川の両側に田んぼが広がりその中を鉄道が走っている。中央本線だ。架線が無かったらSLでも走って来そうだ。道路は車が離合できないほどの幅しかなく、家屋が道路に迫って建っている。蔵もある。国道19号線と中央道は山の斜面の少し上を通っていて見えないので、ライドの舞台としては良い。ただし、狭いのでペースは上げられない。しばらく古い道を走って分水嶺の丘を越えたら恵那市になる。恵那から中津川にかけては、ルートについて悩ましい選択をしなければならない。国道筋は、市街を迂回していて直線的に走って行くから道に迷う事は無いが、とにかく交通量が多くて速い、怖いから疲れる。それに、わりとアップダウンも激しいので登りでオテチがフラついたりすると、本当に危ない。かたや、市街地を抜けて行く旧道はクネクネと曲がりくねっていて、交差点を何度も折れたりするから覚え切れていないし、疲れた頭で道順を管理するのも骨が折れる。それに、わりと急なアップダウンもあるから体力的にもつらい。時間は確実に旧道の方がかかるだろう…。「さあ、どーするオレ」ひとりなら迷わず国道を突っ走るし、過去何回かはそうして来た。しかし、今年はコブ付きだから「旧道かな」だった。オテチのおかげで普段なら通る事も無かったマイナーな道を知る事が出来た事になる。感謝した。
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このルートの道端の所々には“旧中仙道”の道標が立っていた。中津川の先“落合”で国道筋(19号線)に出た。旧中仙道は“落合宿”から馬籠峠をマトモに越えて行く。たぶん昔は木曽川沿いは危なかったのだと想像する。峠のコッチ側が“馬籠宿”向こう側が“妻籠宿”で結構急峻な峠越えなのだった。国道19号線は木曽川沿いに進んで行く。さらに言うと、ココまで並走して来た中央道は、大きく右に進路を変えて恵那山をトンネルでくぐって飯田方面へ抜けて行く。むろん、今のオテチには峠越えは無理だ。まともに行ったら真っ暗な馬籠峠を越えての“妻籠宿”到達も怪しい。明日の予定走行距離の関係で、今日はどうしても大桑村辺りまでは行っていなければならない。時刻は18時を過ぎて、もう陽がかなり傾いて来ていた。この先は谷間だから、陽が落ちるとすぐに暗くなる。オテチの疲労の色もかなり濃くなっていて、少しでも登り勾配があると、歩道を走りたがる。
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気持ちは分からなくもないが、残り距離(25km)を思うと悩ましい。普通なら1時間の距離も、この調子なら2時間、下手をすると3時間かかってしまいかねない。そうなると明日に影響する、、。オテチにハッパをかけるしかない局面だ。親子の信頼関係が試される時と言うのはこう言う時だろうなと思った。大型車に煽られながら坂道をジワジワと進むと落合から10km程で小さいダムがあり勾配が少し緩む。そして、ついに岐阜を抜けて長野県に入った。
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この辺りまでは、明かりで辛うじて周囲が見えたが、この先は夜間モードになってしまうだろう。感傷に浸る間もなく先を行く事を促す。ダム湖を渡って、ココからは木曽川の東岸を行くのだけれど、道路はいよいよ狭くなって“険しい木曽川の岨づたい”の様相を呈してくる。
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いくつか洞門があって、本来なら道路脇の歩道を行くべきなのだろうが、狭い歩道は暗くて危ない。しかし、道路も危ない。そこで、タイミングを見計らってオテチに出したオーダーは「同門を出るまでは死ぬ気で漕げ」だった。むごい話だが仕方が無い。後ろから迫り来る大型車のエンジン音に急き立てられながら必死でペダルを回す事、数回。なんとか、岨づたいの道は抜けたが、回しても回しても終わらない坂道、もはや真っ暗の狭い国道筋を行く事は、危なっか過ぎて万事休すのところでギリギリ側道を見つけて(たぶん旧道)に滑り込んだ。その時、ちょうどパトカーが追い抜いて行ったけど、真っ暗の国道をしつこく走っていたら何がしかの注意があったかもしれない。しかし、困難は終わらない。地図ではあと2kmほどの距離だが、真っ暗過ぎてイロイロな意味で怖い。オテチもビビッって泣きが入っている。でもツヨシはホッとしていた。自分にはもう何も怖いものは無かった。川の向こうに今日の宿の灯が見えた。川を渡る橋まで来た時“Rのお二方”か先回りして待っていてくれた。「ありがとうございます。」暗くなっていたから、てっきり帰ったものだと思っていたので、コレは嬉しかった。時刻は19時30分「オテチ、オレ達頑張ったよな。」
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オマケ
結局、宿の夕食の時間には間に合わなかった。ツヨシはオテチを部屋に残し、来た道を、夕食を買いにコンビニまで行く事に、往復6kmあるらしい、、。しかも、はるか遠くに見えるコンビニの灯は、見上げるように上の方。「闇」の中の農道を何かに怯えながら買い物に行った。帰り道、袋の中身を道にぶちまけた時は「もう、どうしようか」と途方に暮れた。本日の夕食は、インスタントラーメンとパン「トホホ、、、。」まあ、お風呂が大きくて(温泉?)だったのが救い。
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本日のお宿
阿寺温泉フォレスパ木曽 あてら荘
http://forespakiso.jp/atera/
近くに食事の出来る所が無いので、夕食の時間に間に合わなかったのはイタイ。
でも、素泊まりだと親子で6800円と安かった。(でも、コレは秘密の料金かも、直接電話して直談判するのがコツだと思う。)自転車は部屋に持って入れないので、玄関入り口脇の傘立にワイヤーで施錠した。(一応建物内)立地的に盗人がやって来れそうな場所では無いので、盗難の心配はしてなかったけど、傷などを気にする方には不向きかも知れない。別途交渉すれば保管場所はあるかもしれないが、宿の人にロードバイクは高級品と言う概念は無さそう。部屋風呂は無く大浴場(温泉)で入浴する。洗濯はコインランドリーがあった。
本日の走行距離、156km
本日の走行時間、9時間38分
本日の平均速度、16.2km/h
ココまでのトータル走行距離、293km
ツヨシはコレに+6km

「とにかく無事で良かった」の一言。「お疲れオテチよく寝ろよ。ガクっ」

米原-大桑村
http://yahoo.jp/084oAh

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