Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(10)

Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015
“オテチ”と行く大阪-東京“着のみ着のまま”の旅

Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(1)

5 August, 2015
2015年8月5日、水曜日、三日目は、大桑村を出て野辺山まで行く。
初日、二日目、に比べると難易度が格段に高い、、と想像する。
距離は150kmには届かないが、何しろ山国の長野を真横に横切っていくのだから、平地と言うものがほとんど無く、常に上りか下りだ。獲得する標高は2321mと出ている。これは、、子供でなくてもキツイかも知れない。わずか1日のうちに中央分水嶺を3回も越えると言う分水嶺マニアにとっては贅沢極まりないコース設定になっている。が、今のオテチには関係ない話だろう。将来ヤツが大きくなったら、中央分水嶺と立ち小便のロマンと醍醐味について話す時が来るのかもしれない。とにかく水の行く経については、常に思いを巡らせているのだと言う事が言っておきたい。
ルートは3つにステージ分けして考える事にする。
第一ステージ、大桑村から塩尻の約70km。
所謂、木曽路。木祖村まで、木曽川沿いに43kmで500m上り、分水嶺を越えたら奈良井川沿いに塩尻まで27kmで300m下るイメージ。
第二ステージ、塩尻から蔦木宿の約48km。
塩尻峠を含む下諏訪までは中山道、下諏訪から蔦木宿までは甲州街道になる。甲州街道はツヨシにとっても未知の路になる。塩尻峠(最高点標高1012m)と富士見峠(最高点標高952m)と言う二つのピークがあり、諏訪湖湖畔の周辺から茅野辺りまでが一部平坦。ちなみに諏訪湖の水面の標高は759mで、わりと高い。
第三ステージ、蔦木宿から野辺山の約28km。
甲州街道(20号線)から逸れて小淵沢、小淵沢から清里、清里から野辺山と言う三段階の勾配構成になっている。大桑村からだと900m、蔦木宿からでも670mの標高差を上る結構なヒルクライムなのだった。
さて、イメージが湧いただろうか、、。険しい木曽川の岨づたいの谷間から始まって、松本盆地、諏訪湖、八ヶ岳山麓、野辺山高原と、めまぐるしく地形の種類が移ろって行く。そして、その節目節目に峠が配されていると言う大変立派なグランドツーリングをするのだ。

大桑村-野辺山
146.9km 2321mUP
http://yahoo.jp/GE7Sro
三日目をスタートする。第一ステージ、早朝5時30分起床のチャイム。
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両名共わりと元気があるが、なかなか立てない。ウダウダ言いながら宿から出られたのは6時30分近くになっていた。
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とりあえず、直近のコンビニで朝食を買うべく、斜面の上を走る国道筋まで這い上がる。起き抜けにいきなりのヒルクライムだが、涼しく苦にならない。
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20、、数度と言った所か。チョット走って、7時、須原駅前のセブンイレブンで朝食を買う。オテチはあまり食欲が無いようだが、「こういう時は食べれなくなったらオワリ」と諭し、団子とかお菓子などを、半ば無理矢理押し込む。今は平時では無いから有無を言わせない。
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とりあえず午前中のチェックポイントと到達目標を設定した。上松-木曾福島-木祖村-新鳥居トンネル-奈良井、そして一気に下って塩尻に午前中の到着を目指す事にした。塩尻まで60数kmを5時間、実質走行を4時間とすると、アベレージ15km/hとオテチの脚による目標達成は微妙な感じになる。しかし「頑張ろう。」としか言い様が無い。木曽川沿いの道は、基本的に緩やかな上り基調なのだが、小さなアップダウンを繰り返すので数字以上に登っていると言う感覚が強い。まさに三歩進んで(上って)二歩下がるのイメージだ。早朝、比較的少ないと言ってもコンスタントに大型車が抜いて行く。景色はダイナミックで風光明媚なのだが、安全確保とペースの維持に忙しくて眺めている余裕は無い。その点はオテチも同じだろう。ふたりともそれぞれに必死だった。もしも、一日の移動距離が半分だったら、、旅の雰囲気は、また違ったかもしれないが、ツヨシ的にはゆっくり走るよりも、複数回通って見聞を深める方が正しいと思っている。
上松まで来た。上松には“寝覚ノ床”と言う景勝がある。
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このような山の中でなぜか浦島太郎伝説と言う事らしい。木曽川に横たわった大きな岩を川が無理矢理貫いて押し通った形になっている。その岩の上面が寝床の様にテーブル状になっている事が名前の由来だ。ツヨシは、もう自転車だけでも4回来たから珍しくない。オテチもそうだが、何度か来る事があれば、やっとその意味が分かり、そしていずれは珍しくなくなるのだろう。やはり今は、ただ珍しいの前の段階なのか、特に感慨を示さない。だから、今は観光は駆け足で十分だと思うのだ。
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次に木曾福島まで来た。残念ながらガスで御嶽山の姿は見えなかった。オテチに、「木曾福島は、その昔関所があって、御嶽山信仰の登山のベースの町として…名物はスンキと言う漬物で、乳酸醗酵した味は酸っぱく、蕎麦の薬味として…云々」と説いても、やはりポカンとしているし、彼にとっては、コンビニのある寂れた町としか記憶に残らないだろう。
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そして、次々に急ぎ足で町をクリアして行き、ついには木祖村まで来た。ここまで、新道と旧道の選択肢があれば、そのことごとくで旧道を選択して来たけれどそれは間違いではなかった。木曽路の新道は大抵の場合ゴリ押しで山を登ったり貫いていたりして自転車には優しくない、、と言うか、自転車や歩行者の通行を想定していないかのような愛想の無い構造になっている場合が多い。まあ、巷で言われているように、自転車は車両なんだから車道を行くべきなのだが、それは、ココでは結構危険を伴う行為なのだった。
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さて、木祖村から次に進む話になる。峠山と言う山が立ちはだかっている。本日1つ目の中央分水嶺の峠で、標高は約1415m、昔は旧中山道の難所だった。その峠を越えて行くのは厳しいが、今では新鳥居トンネルと言う延長1738mのトンネルがあり、標高差約300m分ほどをパスできる形になる。しかし、これが古いトンネルで、開通が1978年(昭和53年)だから、もう出来てから40年近くなり、木曽路の自転車ツアーでは交通の難所になっている。過去何度かは車道を行ったが、子供を連れていては自殺行為に等しい。かと言って、申し訳程度の歩道は、真っ暗で、ハンドル幅ギリギリの柵に、巻き上がる泥水、コチラも大変な目に会う事は必至なのだった。気を揉んでいたが、それは杞憂になった。トンネルは現在リニュアル工事中で、明るく、キレイになりつつあり、歩行者や自転車に優しくなるらしい、さらに今は工事の真っ最中の為に、全線対面通行規制中で自転車や、歩行者はシャトルバスでトンネルをパスしてくれるとの事だった。
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「良かった」本日の懸案事項の一つがアッサリ片付いたのだった。トンネルを出て自動車から降ろしてもらうと、先程までとは変わって川は進行方向へと流れている。この流れは遥か日本海に出る。
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すこし脇に逸れて、奈良井の宿場をオテチに見せる。本当は、山と川の織り成す渓谷の風景こそが“木曽路”だと思うが、それに歴史も追加しておく。道路こそアスファルト舗装なのだが、奈良井は宿場の往時の風情が色濃く残っている。
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隣町の漆工町、木曽平沢と並んで“重要伝統的建造物群保存地区”に指定されている。木曽平沢は木曽漆器の産地の中心だ。ココから塩尻までは、緩やかな下り基調で、木曽川沿いとは違って一様に緩やかな下りだ。木曽川沿いに比べると道幅も広くゆったりとしている。時間的には、ほぼ予定通りだが、下りでも油断せずにシッカリ脚を回して失速に注意する。塩尻の街が見えてきた。平地に降りて来ると、気温は随分と高くなって元の猛暑の真夏に逆戻りした。
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郊外には一面の葡萄畑が広がっている。遠くに上高地の山々が望まれる。塩尻の街の真ん中に国道が十時に交差する交差点がある、時刻はちょうど正午、間に合った。角にMドナルドがあるが「昨日もお昼はMだったしなぁ」って事で、並びのMスバーガーに(結局二日続けてハンバーガー)入った。MはMより少し高いがちゃんとしてるっぽい。オテチにとっては初体験だそうだ。結構気に入ったようでパクパク食べてバーガーのお代わりまでした。
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「高くついた、、。」でも、店を出る時、少し年配の店員の方が我々の旅の事を察してくれ「ボトルに氷と水をお入れしましょうか」とホスピタリティー抜群だった。このあたりはMには出来ない芸当だ。「どこから来られたんですか」と言う質問に「大阪を出て」と言うと絶句「東京に行きます」と言うと、「暑いのに大変ですね」とねぎらってくれた。距離については想像出来る範疇を越えてしまったようだった。

第一ステージは、何とか予定通りにこなす事が出来た。
池尻市内、ただ今の標高は約700m。朝早くからせっかく稼いだ標高もだいぶ返上してしまっていた。
Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(9)
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