Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(11)

Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015
“オテチ”と行く大阪-東京“着のみ着のまま”の旅

Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(1)

5 August, 2015
2015年8月5日、水曜日、三日目その2

第二ステージ、塩尻から蔦木宿までの約48kmについて。
塩尻の町を出ると、すぐに塩尻峠の登り勾配が始まる。
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峠の頂上へは約8km、標高差約300mなので、平均勾配は4%にも満たない。緩みの無い単調で一様な登り勾配だ。路肩が広く、自動車からの恐怖はあまり感じない。
数字だけを見ると簡単そうに感じるが、国道20号線は山の南西斜面を走っているので太陽との戦いになる。道幅が広くきれいな事がかえって災いする。アスファルトは鏡のようなもので、照り返しが強く、日光を上下から全身でマトモに浴びる形になる。昼下がりのこの時間帯、体感温度は相当高くなる。ジリジリと焼かれながら進むと、オテチはすぐにオーバーヒートする。道路を渡る陸橋毎に、その日陰の下で休んで水を飲む。オテチは未だ坂を登りながらの給水は出来ない。
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ツヨシにしてみれば「8kmくらいの峠、サッサと済ませてしまいたい。」と言うのが本音だが、あくまでもオテチのペースに付き合う。ツヨシは随分と我慢強くなったものだ、、。結果、塩尻峠攻略には約1時間かかった。仕方が無い、このコンディションでは、まあまあの出来だろう。本日2度目の中央分水嶺を越えた。向こう側は天竜川水系だ。水は、飯田を経て浜松の東から太平洋に注ぐ。
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峠を下る。比較的急斜面な部分を下り終わると、岡谷から下諏訪までは真っ直ぐに伸びる道で緩斜面を降りて行く。本日のルートの中では最も信号がたくさんあり、突き当たりは諏訪大社の秋宮だ。仲山道では、そこを左に直角に折れて和田峠を佐久方面へと越えて行く事になる。今回、我々は諏訪大社には突き当たらずに、諏訪湖畔をかすめて前方、山梨方面へ進む。この先、甲州街道は未知のルートになるので、勾配構成などの情報は詳しく承知していなかった。ツヨシ自身としてもペース配分がやりにくい。この不勉強はいただけなかった。正直、甲州街道はアッサリ片が付くと思っていたが、それは誤算だった。富士見までの間は、ダラダラと、わりと高く標高を上げていく、もこっとした峠と呼べないような丘もちらほらある。オテチは相変わらず坂に弱い。「すわ、峠!!」となると、登板モードのスイッチが入って、なんとかがんばれるようだが、ただの上り坂だとズルズルとペースを下げてしまう。連日の疲れもあるのだろう、、今日も“残業”はしないといけない予感がする。ただし、昨日との違いは「がんばらんと、暗くなるで」と言う脅しが効く様になった事だ。昨日の夜にかかったライドは、肉体的にも精神的にもツライ事だったようだ。意地悪だがしょうがない、夜の恐怖をちらつかせて発奮を促す。哀れ、オテチ。えっちら、おっちら、微速前進を繰り返してして、やっとの思いで分水嶺を跨ぐ。富士見峠は中央分水嶺ではなかった。水系は富士川水系に変わった。富士見を越えたら、今度は逆に「アレレ」と言うほどの下り坂で、どんどん標高を下げて行ってしまう。「もったいないたりゃありゃしない、、」バーっと下ると結局は諏訪湖の高さよりも低いところまで降りてしまった。おかげで登りで失った単位時間当たりの距離は稼ぎ返したと思うが、引き換えに随分と高度を失ってしまった。
ロングライドのアベレージはトータルの話だ。登った後は下るのだし、ヒルクライムに比べると、なんだかんだ言っても、時間収支はそんなにひどい事にはならないはずだ。しかし、蔦木宿到着時の時刻はすでに17時になっていた。この時間になってしまったと言う事は、ペース配分がダメだったと言う事で、やはり不勉強のツケが大きく、登りでのハッパのかけ方が甘かったのだろう。
第二ステージ、塩尻から蔦木宿の約48kmでの消費時間は、およそ4時間30分。
この区間での時間収支は大赤字になってしまっていた。
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第三ステージ、蔦木宿から野辺山の約28kmについて。
本日最後の試練を前にして、既に辺りには夕方の気配が漂いつつあった。
下蔦木と言う交差点を左に折れ甲州街道から逸れて、いよいよ野辺山に向かって登り出す。八ヶ岳を左手に見ながら、山麓をJR小海線(八ヶ岳高原線)伝いに標高を上げて行くルートで、途中“小淵沢”から“清里”までが山梨県だ。野辺山は再び長野県になる。
ココから野辺山手前の最高到達地点までは、標高差が約670mある。平均勾配にすると3%にも満たないが、“国道筋から小淵沢の上に至る道”“吐竜の滝のある川俣川渓谷付近”には急勾配が潜んでいる。実はこのルート、昨年(2014)の“Rapha Women’s Prestige YATSUGATAKE”に帯同した折に自動車で走り、道筋に関しては土地勘があった。しかし、「いざ自転車で、、」となると勝手が違った。RWPYに参加した女性ライダーの「後半がキツくてバテバテになった」と言う意味を思い知る事になる。先ず小淵沢の上まで登るのに一苦労した。距離にして5km弱、平均勾配約6%だから、ちょっとしたヒルクライムになっている。傾斜地だが道路の両サイドは田んぼだ。
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正面に八ヶ岳が見えた時、思いがけず近く感慨深かった。途中、道路脇のコンビニで休みたがるオテチに「小淵沢の道の駅まで行ったら勾配が緩む、それに早くしないと日が暮れてしまう」と先へ進む事を促す。思えば、先を急ぐあまり長い間休憩出来ていない。しかし、ここが正念場だし、甘やかす事は出来ない。パターンは前日までと大体同じで、オテチは、“暑さのピークを過ぎると生気を取り戻す。”“登板モードのスイッチを入れるとわりと頑張れる。”のだった。しかも、日没は近づきつつあった。「がんばれオテチ」、、なんとか小淵沢の道の駅に着いた。再び標高を1000m近くに戻した。お互い食欲は無いが、もう夕方だからってタイムセールになっていた(半額で100円)パンを買ってお腹に詰め込む。それはトマトがドーンと乗っていて、ビジュアル的にも喉ごし的にも今はツライタイプなのだが、値段に負けた。半ば無理矢理に飲み込んだ(ませた。)。
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残りの予定距離は20数kmだし、後はこれで一気に行けるはずだ。トイレに行って、息つく暇も無く再スタートを切る。小海線に沿って林の中を抜けて行く。これを瀟洒と言うのだろうか、、建つ家がなんだか別荘っぽい。この辺りから、景色は高原の様相を呈して来る。作物も田から畑に変わって行く。途中、何度か角を折れるので、その度に「地図を確認しながら」となると、時間と脚を使うだろうが、その点は自信があったし、問題なくクリア出来た。地元の少年と並走になるが、オテチに軍配が上がる。

IMG_7409やはり、おとーさんの作ったロードバイクは良く進んでいたのだった、、。小泉と言う在所まで来た。野辺山の“八ヶ岳バイシクルスタジオ”からO氏とK氏が出迎えに出張って来てくれていた。“案内と撮影”の為との事だった。実は、今日、我々が何処に宿泊するか、と言う事を承知していない。ただRaphaのY野さんにこの企画をぶつけた折に、せっかくだから野辺山を抜けて行く旨を伝えて、「馬小屋の二階を予約しておきます。」と言う答えを受けていたのみだった。思い当たる節はある。たぶん“あの牧場”の事を指すのだろうな、、、。彼らふたりに見守られながら吐竜の滝の勾配を登る。「キツイ」がオテチは頑張れている。たぶんこれが、本日最後の試練になるだろう。日は完全に暮れてしまっているが、おかげで怖くない。清里の手前で「先で待ってますからー」と言い残してふたりは去って行った。
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清里から残り数kmの登り、真っ暗な国道(141号)を行くが、幸い歩道が広かったのでバイクを並べて話しながら走った。そして、勾配はついに下りへと転じたのだった。またしても中央分水嶺を越えた。最初4回と勘違いをしていたけれど、コレで本日3回目だった。野辺山の高原は雨が降ったらしい、夕立だろう、道路が濡れている。標高は1400m近い高原だから、雨上がりはかなり涼しい。空を見上げると、遠くで稲光が光っているが真上の夜空が見えた。今回、後にも先にも雨に遭遇したのは、これ限りだった。道路の脇に車を停めて、先程のおふたりが待っていてくれて、「あと500m程ですから付いて来て下さい」と先導してくれた。オテチが「どうせ1キロはあるで」ぼそっとつぶやく。「こら、どうせって言うな、分かってるやろ」とたしなめる。オテチのヤツ、自転車乗りの距離感覚は正しく理解しているようだった。。
19時30分。真っ暗だが、まあまあの時間に着く事が出来た。宿は、想像通りだった。既に牧場の業務は終了しており、宿泊に関する説明をK氏から受けた。やはり夕食には間に合わず、近所のコンビニへ買出しに自動車で連れて行ってもらった。
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暗い中をみんなでシャワー室を探したが、なかなか見つからず、やっとの思いで見つけたのは馬小屋の建物の中だった。
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そして、そこには本当に馬がいて、寝たのはその建物の二階。部屋には馬小屋のにおいが充満していた。階下に濃厚な馬の気配を感じながら二つ縦に並んだ二段ベッドの上同士で、ふたり頭をつき合わせながら寝た。
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なかなかワイルドな夜なのだった。

それにしても、なかなかハードな一日だった。
オテチは、よく頑張ったと言えるだろう。
大桑村-野辺山
146.9km 2321mUP
http://yahoo.jp/GE7Sro
Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(10)
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