Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(12)

Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015
“オテチ”と行く大阪-東京“着のみ着のまま”の旅

Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(1)

6 August, 2015
2015年8月6日、木曜日、四日目

翌朝、日が昇ると野辺山の全貌が見えた。西側の、わりと近くに八ヶ岳を望み、牧場の周囲には畑と家畜が配置されて、絵に描いたような高原の風景が広がっていた。
実は昨日、到着が夜になってしまい、かつ、雨模様だったので、暗くて辺りはよく見えなかった上に、湿度も高く野辺山の印象はあまり良くなかった。
しかし、四日目の朝はよく晴れて、高原は爽やかだった。印象は好転した。早くに起き出して、オテチとふたりで牧場内を散歩した。
IMG_7444IMG_7447
IMG_7451IMG_7461
IMG_7475IMG_7496
今日の予定は埼玉県の秩父までのおよそ120km。

野辺山-秩父
http://yahoo.jp/oH4Rji

これまでに比べると比較的距離が短く時間に余裕があるので、開始が7時30分と少し遅めの牧場の朝食を食べる事にした。特においしかったのは、飲み放題の牛乳で、オテチもコレには同意した。
IMG_7506IMG_7513
8時、昨日のO氏とK氏が、牧場にやって来て、八ヶ岳をバックにした我々親子の写真を撮ってくれた。しかし、これには少しばかりヤラセのにおいがすると思ったのだが、時間がおすので、つべこべ言わずに畑の周りを往復をした。撮り終わると、両氏に仮のサヨナラを言って牧場を後にする。途中、高原を降り切る辺りまで同道して撮影をしてくれるのだそうだ。ココから先は、長野・群馬・埼玉・山梨の県境が入り乱れる山深い土地で、ツヨシにとっても全く未知の世界だ。頭の中の地図は白紙の状態で、土地勘は無い。子供を連れての不安はあるが、空白の地図に色を付ける事は興味深い。

野辺山の高原から滑り落ちるように北に向かう。野辺山を頂点にして、南北どちらに下りても人気のある町までは30km近くあり、標高差は約600mとなっている。
IMG_7519IMG_7525
IMG_7539IMG_7544
走り始め、最初は高原の丘っぽい畑の景色(我々にとっては非日常)から、やがて、勾配は急になり、一気に標高を下げて行く。八ヶ岳と別れを惜しむ間も無く見慣れた日本の山間の景色に移って行った。道筋は単純で、第一のチェックポイントは国道299号線の交差点までとしか予習して来なかったが、ルートをロストする事は無さそうだ。程無く佐久穂の町まで来た。あと少し、10kmほど北へ行けば佐久で、新幹線の駅があるような大都会だ。中仙道を行くと佐久を通り、軽井沢から高崎の方へ抜けて行く事になる。佐久穂からは、道路を右に折れて、いよいよ憧れの国道299号線に入り秩父を目指す。
曲がり角のコンビニで補給と情報収集をすると、「十石峠は険しく自転車で越える事は困難な事」「上野村までは何も無く補給もままなら無い事」「頂上は真夏でも寒い事」が分かった。看板によると十石峠までは18km、上野村までは40kmあるらしい、時刻は10時だから、上野村での昼食と言う線は間違いないだろう。大事を見て補給食のバーを、それぞれが1本づつ携行する事にした。水は満タンにする事以外は仕方が無いので運を天に任せた。十石峠を登り始める。最初は緩くも無くキツクも無い勾配がダラダラと続く。
IMG_7549IMG_7566
道路は立派で幅が広く交通量も少ないので快適なヒルクライムだ。こんな感じが12-3kmくらい続いて、少し拍子抜けした頃にダムを通過する。ダムまでの道が立派で、その後がショボくなるのは日本全国に共通のパターンだが、この峠もご多分に漏れず、道路は急に狭く険しくなった。
IMG_7571IMG_7572
路面は比較的きれいだが、真っ直ぐで遥か先の見える急勾配には閉口した。オテチはたまらず蛇行をする。ただ、足を付いて押して上がる事だけは許さなかったので、やり直しを命じた事もあった。オテチには大阪-東京間を完全に走破する事を達成させたかったし、今は意味が分からず辛くても、いずれその達成した経験がオテチ自身の心を支える事になるだろう思っていた。ツヨシもオテチに負けずに、大阪を出てここまでずっとアウターの52を踏んで来たし、意地のぶつかり合いだ。
IMG_7588IMG_7600
IMG_7607IMG_7622
もし、今日を乗り切れば、後は大した坂は無いだろうから、ここが正念場と言う事になる。踏み過ぎてチェーンが切れないかとヒヤヒヤしながら、ついには十石峠を登りきった。標高はたしか1300m以上あって野辺山と同じくらいの筈だ。気温は29度と寒いと言うほどの事は無い。水は全て飲み切っていたが後は下りだからガマン出来るだろう。十石峠の東側斜面を下る。勾配自体は西側程ではないが、クネクネと曲がりくねって長い長い下り坂が延々と続いて行くのが遥かに見えている。ずっとブレーキをかけているのでリムは熱くなっているに違いない。やはり長距離、山岳はアルミリムでないといけない、、。手の握力が無くなってきた。勾配が緩むと、下り基調の道を快調に飛ばす。
IMG_7649IMG_7655
上空の雲行きが怪しくなって来て、途中雨宿りも覚悟したが、結局降られずに無事上野村まで来れた。道の駅で、きのこカレーを食べた。メニューの選択肢は無く、ご飯の量だけが選べるシステムで、店の人は「ここは、田舎でカレーくらいしか無いもんで、もう少し行けば他の…」と恐縮するのだけれど、とても美味しかったし、こんにゃくアイスをオマケしてくれて大満足の上野村なのだった。食べ終わると、時刻は14時になろうとしていた。残りの距離は50km足らずなのだが、もう一つ、志賀坂と言う峠を越えないといけない。今日くらいは日のあるうちに宿に着きたいものだ。志賀坂峠は、予備知識によると標高は800mにも満たないとの事で侮っていた。
IMG_7662IMG_7665
それがなかなかどうして手強い峠だった。急坂とは言わないが、一本調子の勾配がずっと続く。
IMG_7680IMG_7685
後で確認したら6kmほどだったが、十石峠との対比で小さいと思っていたそれは、標高差が350mmもあるし、平均勾配は6%に近い。しかし、これを越えたらあとは下り基調だし、最後の力を振り絞って登る。オテチに悲壮感は無いし、今日の勝利を確信した。今日こそは旅館での夕食を楽しむのだ。志賀坂峠を越えて、埼玉県に入った。
IMG_7700IMG_7707
いよいよ関東平野は近い。秩父まで35kmを快調に飛ばした。秩父市内に入り荒川を渡る。この川を辿れば東京だが、大きく迂回する事になる。明日は山をもう一つ越えて飯能に出るつもりだ。17時、今日の宿に到着した。目標どおり日のあるうちに着いた。秩父と言えばセメントの町だ。遠くにセメント材料の山、武甲山が見える。
IMG_7720IMG_7717
宿は安かったが、清潔で、ちゃんとした畳の部屋の旅館だった。働く人がたくさん泊まっているようで、そのせいか、食事は大層立派で、オテチのリポートによると「エビが全部で4匹いた」らしい。大浴場・満腹、そしてエアコンと言う贅沢の限りを尽くして、そして眠りに着いた。いよいよ明日は東京に向かう、、、、。
IMG_7740IMG_7736

野辺山-秩父
http://yahoo.jp/oH4Rji

本日の走行距離、117km
本日の走行時間、6時間53分
本日の平均速度、17.0km/h
ココまでのトータル走行距離、563km

楽しく旅行するなら、これくらいがいいだろうなと思った。
Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(11)
Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2015(13)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中