Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2017 “大九州一周” (2)

Team BIWAKOGUMA Summer Tour 2017
“大九州一周” Day2

2017年7月30日 日曜日 吉日
“大九州一周”2日目
朝8時、宿を出ると、有名な”呼子の朝市”を見物して回る。日曜日だけど時間が早いからか、人出はまだ少ない。ライドの途中で魚を買ってもしようが無いから見るだけ。

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「呼子の朝市にて、結構立派なイカ、一杯250gで500円ほどやて、」
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「イカ干し機、」

本日のライド計画は、呼子-玄海-伊万里-佐世保-西海と、佐賀から長崎へと未踏の地を行く予定で、スタートすると先ずは伊万里を目指して南下する形だ。呼子を出てすぐの名護屋大橋を渡ると、そこは旧鎮西町だ。”鎮西”と言えば某モノノケアニメに出て来ていたな、、”齢500歳にもなる”乙事主”が、この地から猪族を引き連れて云々”と言う事でオドロオドロしいイメージがあってビビッて来たけど、自然豊かで風光明媚な所だった。なるほど、猪の多そうな田舎だ。

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「名護屋大橋、左が鎮西、右が呼子」
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「鎮西を行く」

鎮西の小高い丘の上に名護屋城跡がある。秀吉の朝鮮出兵の折には、この狭い田舎の半島に何万もの秀吉軍がひしめき合って陣を張って駐屯していたのだった。「当時ロジスティクスはどうしていたのだろうか」などと想像を巡らせると興味深い。この半島からだと、壱岐、対馬、と渡ると朝鮮半島は目と鼻の先だし、人の往来も激しかっただろう。しかし、当時の最前線も今では過疎になってしまったようだ。ひっそりとしていた。この辺りから伊万里にかけて、佐賀県北部のリアス式海岸と棚田、里山が織り成す景色は実に自然豊かできれいな所だと思う。交通の便の悪さも相まってか交通量も少なくてサイクリングには絶好のロケーションだと思うので、再訪したい場所の一つだ。

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「リアス式海岸と棚田」
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「玄海町の浜野浦は棚田で有名」

途中、伊万里に向かう沿道(と言うか九州の沿岸部全般に言える事だが)にはコンビニが少なく、水分の補給には自動販売機のお世話になる事が多かったので、小銭を必要以上に多く消費してしまった。逆に言えば、日本中どこに行っても自販機だけは必ずあると言う事だが、その分サバイバル感は薄れてしまっていた。ボトルの生ぬるい水を飲まずに済むが、その都度自販機で飲み物を買って飲む事は贅沢な事だった。

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「赤い自動販売機にはお世話になりました。」

伊万里の街を抜ける。焼き物の街”伊万里”には期待して来たのだが、炎天下の駅前はひっそりとして人影も薄い、観光の街と言う訳でも無さそうだった。ほぼ素通りする。

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「伊万里にて」

伊万里を抜けると、次は佐世保を目指す。伊万里から佐世保へのルートは2種類あって、通称「国見越え」と呼ばれる国道498号を通る山道で佐世保の街に直接降りる道と、国道202号線で鉄道伝いに有田の辺りを通り早岐に抜け回り込む道がある。早岐は、佐世保から見ると今日の目的地である西海を目指すなら5kmほど行き過ぎた所なので、同じ道を戻るのが嫌いな自分はあえて国見越えを選んだ。国見越えは、伊万里から約7%8kmの勾配だ。202号を行けば標高差は100m程なので、峠と言うほどでもない。一般的に鉄道が通っている所は勾配がなだらかだと言う事だが、その事は土地勘の無いオテチにはナイショだった。自分のエゴを通した形だった。国見越えは数字以上にキツイライドになった。午前中、山の東斜面で直射日光を前からモロに浴びる形だから、その体感の暑さは温度計の36℃と言う指数以上だ。頭が重くてクラクラするし、「こりゃ熱中症じゃね」って感じ。オテチより先に自分の方がへばってしまいそうになったが、コレよりエグい暑さは何度も乗り越えて来たから対処の方法は心得ている。出力を落としてペースを落とし、オテチの手前、平静を装うのだった。ヤツは軽いので幾分マシな様だった。オテチに、坂で負かされる日はそう遠くないかもしれない。山越えのルートを選んだバチが当ったって事だろう。昼までに佐世保に着くつもりが登る途中で正午になってしまった。

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「国見越え」
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「オテチバイクは、前34x後ろ32と言う楽々ギア」

這う這うの体で峠を越えると、いよいよ長崎県だ。下りは体重のおかげで呆気ない。佐世保に着いたのは13時を回っていた。昼食は”佐世保バーガー”を食べようと、グーグルさんに導かれ、暑い中、すきっ腹を抱えて佐世保の街を彷徨うが、日曜日の昼間でどの店も”行列”が出来ていた。「ダメだこりゃ」。オテチのご機嫌もナナメだし、昼食は、”佐世保バーガー”を諦めて、コンビニの”カルボナーラ”になってしまった。トホホ。時間が無くて海軍の船も見る事は出来なかった。トホホ。

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「日曜日、佐世保バーガーは、どの店も長蛇の列が出来てました。」

さあ、西海を目指そう。西海市は大村湾の西岸である西彼杵半島の上半分先っぽにあたる。大村湾は、佐世保湾への出口に針尾島があって蓋をした形になっているが、やはり大村湾は海だと言う事だ。
グーグルマップ西海市
大村湾の海水は、この針尾島西側の日本三大急潮のひとつの針尾瀬戸し言う水道を通って出入りしているのだがその幅は200m程しかない。針尾島を抜けて西海橋で針尾瀬戸を渡ると、いよいよ”西彼杵半島”に上陸だ。それにしても、西彼杵半島(にしそのぎはんとう)って読めないよな、、ひとつ長崎通になった。

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「西海橋で針尾瀬戸を渡ると西海市」
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「西海橋の上から、向こうに大村湾が広がる」

今日の宿泊地”崎戸町”は、西海橋からだと、ちょうど西彼杵半島の反対側で、五島列島方面に西に向かって小さな島が寺島、大島、蠣浦島、御床島とパラパラと連なった島の町だ。宿は、諸島の突き出た先のトドの詰まりの突端に位置している、御床島の”桜櫻”に泊まる。ネットで検索して探した。テーマは”辺境”だった。わざわざこんな不便な所まで出かけて行く値打ちのある宿とは、、って感じだ。下世話な話だが、お値段は、お一人様1泊2食付きで8,000円、造り付きだと10,000円、それが伊勢エビだと12,000円だ。悩ましい。人生において、そんな高い宿に泊まった事無かったからね、いつもは素泊まり専門で、宿で御飯を食べると言う習慣も無かった。でも、今回のツアーでは、なるべく宿で御飯を食べる事にしていた。旅の裏テーマは”九州の食”だし、結局ツアー全体でのトータルの予算も把握しやすい。ただし、夕食の時刻というハードルが発生するけどね、、。とりあえず最安で予約はしておいたものの、ここ1ヶ月ほどは「それで良いのか」と自問自答し続けていた。結局出発の段になって、「料理は10,000円のにして下さい。」と連絡したのだった。なんぼなんでも直前はまずいと思ったので前倒しで言うのは勇気が要ったが、おかげで大いに溜飲を下げた。でも、12,000円と言えない所が小市民的で悲しい。
今日のタイムリミットは「お料理の都合がありますから18時を目処に来て下さいね」って事だった。今の季節、日没は19時過ぎだから、18時だと結構陽は高いので油断していると遅刻してしまう。最後は、結構な巻きで18時ギリギリに到着したのだった。

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「島伝いのライド」
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「トドの詰まり御床島」

宿に着くと先ずは、風呂に入ってサッパリした。陽はまだ高い。料理の事もあるが、「せっかくだから夕日を見て来て良いですか」とお願いしたら、快くOKが出て「島の裏側にある”北緯33度線展望台”に行くと良いですよ」と、自動車の鍵を貸してくれた。御床島は、東西2kmにも満たない小さな島だけど、山道だし、もう風呂に入ってしまったから自転車は億劫なんで助かった。あいにく五島列島は見えなかったけれど、夕日はきれいだった。最果て感MAX。

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「”北緯33度線展望台”にて、最果て感MAX」

宿に帰ると、隣のオトナのパーティーは、既に宴会を始めていた。アッチは、どうやら”12,000円”らしかったが、こちらもオプション付きだから、決して見劣りしていなかった、、と思う。その後、絵に描いたような”竜宮城”の豪華料理が会席スタイルで続き、「もう食えん!」「ここは天国なの?」極楽のうちに夜が更けて行ったのだった。

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「オプションの造り、ひらめ!あわび!とか、、」
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「あらかぶ、関西ではガシラ、カサゴの事」

次の朝、昨晩の想いが通じたどうか分からないが、味噌汁に伊勢エビの半身が丸ごと入っていて驚いた。これまた豪勢な朝食なのだった。”桜櫻”お勧めです。遠いけど、、

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「豪勢な味噌汁」
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「島宿”桜櫻”」

本日のグルメ
昼食、”佐世保バーガー”不発残念
夕食、“桜櫻”にて、”ひらめ””あわび”他、海の幸

本日の宿
崎戸町、御床島の島宿“桜櫻”
一泊2食、造り付きで10,000円って冷静に考えたら安いよな、、
それって東京だとビジネスホテルの値段やんか、。
伊勢エビ付きにすりゃ良かったかな。
後悔先に立ってたけどケチった。それでも満足。

本日のライド
120kmくらいか、、
ルートラボ2017 Team BIWAKOGUMA summer tour 呼子-西海
酷暑の国見越えはキツかった。全体的に小さなアップダウンがあってペースは上がらす。

つづく

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